陽が沈み

空を群青色に染める時間

blue hour

あかりを灯し

くつろぎの

ひとときとともに

 

 

《About》

moon in the blue hour


moon in the blue hourは石川県金沢市にて、artist YUKAが火をみる心地良さと美しさを広めたいという思いからキャンドルの製作・キャンドル演出・火を味わう魅力についての発信を行っているキャンドルブランド。

 

ブランド名のmoon in the blue hourとは、陽が沈んだあと空が群青色に染まる時間をblue hourといい、まだ少し残っている夕日の鮮やかさと夜へと移り変わる薄暗らさが入り交じる、太陽と月がちょうど交代した空の情景を表わしています。この時間帯をキャンドルに火を灯し始めるに1番ふさわしい時間帯として、街が静まり始め1日が終わろうとする頃、一瞬でも火を眺めて「今」を感じ、自分を取り戻し愛してほしいという思いが込められています。

 


 

artist YUKA

石川県金沢市出身

Savor the fire


キャンドルに火を灯すのは「savor the fire 火を味わう」ため...

 

 火を見るとなぜか安心したり、ほっとできたりするのは、火と私たち人間の関わりの歴史からみても、火と人は本能的に、DNAレベルで繋がっているからなのです。

現代は火を扱う機会がめっきり減ってしまいましたが、火は実に多様に私たちに良い影響をもたらしてくれます。moon in the blue hourはその中でも、火が人のこころとからだに与えてくれる魅力を多くの方に知ってもらい、火を味わってもらいたいという思いをもっています。

 キャンドルは「火を味わう」ためのツールです。

火を味わっているときは「今」を感じられます。私たちが生きている現代は、時代の変化にともない便利なものが増えたり、価値観も多様化し生きやすくなっている反面、効率的に賢く振る舞うことが求められ私たちの意識は常に未来にあったり(先の心配ごとetc)、過去(後悔etc)にあったりしています。未来は現在(今感じていること)が作っていくものであるはずなのに過去や未来を考えすぎるあまり「今」を蔑ろにしがちなのです。

 そこで火を眺めていると炎のゆらめき、芯の燃える音、温かみなど「今」からだが感じられることが自然と意識できます。意識を「今」に持ってくる。5分だけでもそれを感じながら頭を空っぽにし、リラックスし、ときには誰かと一緒に、自分にご褒美を与える感覚で気分良く過ごす。慌ただしく過ぎる日常のなかで、たまには「今」を丁寧に感じ、ふと意識を「今」におき、自分を取り戻しましょう。

 moon in the blue hourのキャンドルがそんなあなたの日常にそっと寄り添えるブランドであれたらと思います。

 

 

「Savor the fire」

今を感じて内側から湧き上がる安堵感を感じてみましょう。

こころとからだが癒やされるのはもちろんのこと、素敵な未来を引き起こしそうなひらめきやアイディアもバンバン起きるようにもなってきます。


Selfcare with candles


 今や世界的にもキャンドルを生活に取り入れる人々が増え続けています。価値観・働き方が多様化し生活スタイルも人ぞれぞれの時代です。その分、自分のこころとからだを健やかに保っていくにはセルフケアが必要不可欠になってきました。

 キャンドルを日々の暮らしのなかに取り入れる1つの魅力として、「火を味わう」心地よさが体感できるようになると気分が落ち込んだときのセルフケアが簡単にできるようになります。良いことだけが起こるとは限らない世の中、常にポジティブにい続けることは不自然であり、ネガティブになることも逆に人間らしいのではないでしょうか。大事なことは常にポジティブにいようとすることではなく、ネガティブになったときにまたポジティブになれる術を持っておくことです。

 キャンドルの炎を見つめることは、気分を落ち着かせたり、あたまとこころのリセット、集中力を高める、不眠の解消など心身ともにさまざまな効果を期待できます。

 最近は瞑想の大切さが注目されるようにもなり、キャンドル瞑想を取り入れている方も増えてきました。キャンドルの使い方は十人十色。あなたの日々の暮らしのなかに火を味わうキャンドルタイムをセルフケアの1つのとして取り入れてみましょう。


Live in Hügge


 暮らしのなかでキャンドルを広く取り入れている北欧の「ヒュッゲ」という考え方。

火を味わうことが自然と生活に溶け込んでいるデンマークのヒュッゲという考え方にとても心惹かれたので火を味わう一例としてここにご紹介します。

 「ヒュッゲ」とはデンマーク語で「居心地が良い空間に満足を感じること」や「楽しい時間を過ごす」などデンマーク人の心の持ち方を指す言葉で、何気ない日常のなかでちょっとした幸せを感じる瞬間を持つように意識するライフスタイル、それがヒュッゲです。北欧は幸福度が高い国々で有名ですが、そんな北欧の国デンマークでは北欧ならではの気候や文化の影響もありヒュッゲという考え方が昔から当たり前に取り入れられています。ヒュッゲな時間やヒュッゲに暮らすと言うのは、肩ひじ張らずにフランクにリラックスしていること、日常とかけ離れた非日常ではなく日常のなかにささやかな幸せや安らぎに目を向け、それを作るということなのです。わかりやすく例えるならば、「家族や友人と家でゆっくり食事をしたり、くつろぐ」「ふわふわの毛布に包まれてお茶を飲みながら一人で本を読む」「散歩をしながら夕陽の美しさに感動する」など。共通していることはリラックスして何も心配することがなく、その瞬間を楽しんでいることにあるそう。

 デンマーク人にとってヒュッゲな時間を過ごすのに最も大切なのは空間作り。家具やインテリアは木製で温かみを感じるアットホームな雰囲気のもので揃えたり、それを手作りしてより愛着のあるものを使っていたりします。なかでもキャンドルはかかせないそうで、手軽に、そして温かな灯りが気持ちを和らげてくれるアイテムとして大切にされています。カフェやレストラン、空港にまで至るところに当たり前にキャンドルがあります。心地よい癒やしをもたらしてくれる道具の1つなので、季節問わずお部屋の雰囲気作りに使われているのです。

 デンマーク人が具体的にどのように普段の生活にキャンドルを取り入れているのかというと、朝仕事に行く支度をする間や出かける準備をする間だったり、夕方にソファーでキャンドルの灯りのもとで読書をする、食事のときにテーブルにキャンドルを置いてやわらかな灯りのもとで食事をする、屋外であればレストランのテラス席やお庭にキャンドルを灯してゆったりと食事や気の置けない仲間と過ごす時間を楽しむ、ベランダに少しのスペースがあれば椅子とキャンドルだけ置いて心豊かな時間を過ごすなど。まさにmoon in the blue hour が提唱する本物の火を味わう魅力をそのまま日常生活で体現されています。

 また面白く感じたのはデンマーク語でキャンドルは直訳すると『生きている光』と呼ぶそうです。言葉からもライトなどの人工的な光と区別して認識されていることが分かるキャンドルの灯り。本物の火を扱うキャンドルだからこそ作れる空間を特別なこととせず、あくまで日常に。キャンドルを日常に取り入れるのは"オシャレさ"や"見栄えの良さ"だけでなく、何よりも心の余裕を作り出すことに意味があるようです。

 そして、このヒュッゲという考え方は数年前から欧米でもブームになっています。「今ここにある幸せをじっくり見直す」この風潮が社会情勢の変化から不安を抱える先進国でも起き始め、私たちが住む日本でもこの時代をより幸せを感じながら生きて行くにはデンマークの人々のヒュッゲという考え方をヒントにするのもいいのではないでしょうか。日本のライフスタイルに合わせながら広まってくれるとうれしいなと思います。

これからの新時代は日常にキャンドルを取り入れて手軽に火を味わいながら、『ヒュッゲに』生きていきましょう。